

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社グループは、経営循環モデル「JOHNAN SUCCESS LOOP」に基づいて、乳幼児から社会人まで、幅広い層に対して、学び、成長していく機会と場を提供できる総合教育ソリューション企業としてたくましい知性、しなやかな感性を育む能力開発のLeading Companyを目指して企業活動に取り組んでおります。
具体的には中期経営計画で掲げた“付加価値の高い幼少教育事業の確立”を促進するため、今期過去最多の算数オリンピックメダリストを輩出した「りんご塾」の教場運営及びライセンス提供を拡大してまいりました。
“攻めの収益構造改革”の一環として、管理業務のDX化を推進しており、生成AIやRPAツールを活用した業務の効率化などに全社で取り組んでおります。
当業界におきましては、少子化が急速に進行する中、子どもたちが主体的に生きていくための「生きる力」を育むことを目標とした学習指導要領の改定により、小学校においてはプログラミング科目の追加や英語教育が必修となるなど、外部環境は大きく変化しており、加えて情報技術の進展や生成AIの普及により、教育のデジタル化が急速に進んでおります。
このような状況の中、児童教育部門におきましては、育脳教育である「Kubotaのうけん」や「アタマGYM」などのブランドを取り揃え、未来へ生き抜く子ども達へ、よりよい教育サービスを提供してまいります。
個別指導部門(個別指導塾「城南コベッツ」)では、総合型・学校推薦型選抜の増加に対応すべく、卓越した指導実績を誇る城南推薦塾のノウハウを活用することで、大学入試における多様化の対応を強化しております。
映像授業専門教室の河合塾マナビスにおいても、ひとつ上の難関大学合格にこだわった進路指導を通じて、信頼を一層高める努力を続けてまいります。
デジタル教材・ソリューション部門では、「りんご塾」のライセンス提供が好調に推移しており、オンライン学習教材「デキタス」もBtoBでの販売の他、不登校児への学習サポート用教材として利用が拡大しております。
さらに、新たなワークツールである「推薦ラボ」の提供を強化してまいります。
引き続き、収益構造の改革を推進し、利益質を高め、企業価値の向上と株価の上昇を図ってまいります。
株主の皆様におかれましては、引き続き、当社グループへのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2025年6月
代表取締役社長CEO
下村 勝己